2006年03月07日

上海回想録2

 何故、上海だったかというと、以前から、上海の建築ラッシュが気になって、ロケットのような丸い球体のTVタワーを目の当たりにしてみたかった。あのような近未来的な建築がニョキニョキ建っている街(浦東)と租界時代に多国の外国人によって支配され、多国の建築様式が残る街(外灘)が川を中心に向き合っている。
上海回想録2
 上海人はこの風景を片側100万ドルといい、両岸で200万ドルの夜景だと言っていた。
たしかに、護岸から見る景色は夜も昼も人をひき付け、上海の歴史と現在をを映し出す場所であった。
 また、もう一つの理由は、ある新聞で連載している記事に上海で活躍している県内出身の建築家の執筆があり、それを読んで、心が動かされたことにあった。「今、激動の上海を見なければ後悔する」との言葉につられて、ただ、建築を見るだけのために旅を決意した。
 沖縄から上海は飛行機で約90分。非常に近い。空港から1時間クルマで走れば、あの夜景が見えてくる。高架道路を下ったその瞬間、心がウキウキし、早速、上海に魅了されてしまった。
 実は、6年前にもガイドブックを購入していて、上海建築ツアーに出かける準備をしていたことがあった。その思いが実現し、感無量である。
上海回想録2
 夜景を堪能し、ホテルにチェックインした後は、上海で活躍する県内出身の建築家のもとへとタクシーを飛ばした。事件はその直後であった。

 つづく




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Posted by aki at 01:28│Comments(0)上海
 
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